止まらない円安と揺れる相場。
ふと立ち止まった金曜日の夜に思うこと

止まらない円安のなか、今日も日経225先物は 48,920円(前日比 -1,000円)まで押されていました。日経平均も 48,625円(-1,198円 / -2.40%)と大きく下げていて、弱い流れが昨日から続いている印象です。強烈な急落というより、下げ基調のなかでレンジを作りながら少しずつ下方向に傾いていく感じ。チャートも、もう少し下を試しそうな形をしていました。

止まらない円安と大きく売られた株価

円安は止まらず、株価もじわじわどころか一気に下方向へ振れる時間が多く、マーケット全体が重たい空気に包まれていました。そんなハラハラする相場に少し疲れた時に、ふっと癒しを求めて足を運ぶ場所があります。

季節のモンブランと静かな時間

近所の穴場カフェのモンブランは、熊本の和栗を使っていて毎年の密かな楽しみ。私はスポンジが得意ではないので、下のサクサクしたメレンゲが特に大好きで、今年は気づけばもう5回目。

落ち着いた店内に新書を持ち込んで過ごす静かな時間は、相場の荒れた日でも気持ちを整えてくれる大切なひとときです。

12月利上げは濃厚?植田総裁の采配に注目

とはいえ、今日のように下げ基調が続く日は、どうしても相場のことが頭を離れません。12月の利上げは濃厚なのか、植田総裁はどう采配を振るうのか。日銀は独立性を本当に保てるのか──そんな疑問がよぎります。

アメリカではAIバブルの皺寄せか失業率の悪化

いっぽうでアメリカでは、AIバブルの副作用なのか失業率が悪化しはじめています。効率化の皺寄せ、人員削減…。数字を見るほど、社会の変化の速さを実感します。

インバウンド慣れと“声が出ない私”が助かった話

最近は良いお店ほどインバウンド向けの外国人スタッフが増えていて、日本語がほとんど通じないことも珍しくありません。むしろそのほうが効率が良いのかもしれません。

そもそも私は、見た目がハーフっぽいせいか、海外のお客様として扱われることが多いタイプです。以前、飛行機に乗ったときも、日本人CAさんから英語でオーダーを聞かれ、驚きつつも英語で返したことがありました(笑)。あの時は単なる笑い話でしたが、その“扱われ方”が今回思わぬ形で役立ちました。

というのも、いま私は声が出なくなって3日目。声が出ないままお店で注文しようとすると一瞬焦るのですが、店員さんは自然と海外のお客様として受け止めてくれるようで、指差しオーダーでも全く問題なく通じました。声が出せない私にとっては、本当にありがたい対応でした。

大局観とトレーディングの難しさ

株の“大局観”は仲間や慕っている方と共有できますが、日々の細かいトレーディングはやっぱり瞬発力が必要。機敏に動き、いったんフラットにして、また挑戦する。その繰り返しです。

NY市場を前に、心を整えた金曜日の夜

そんなことを考えながら、これから動き出すNY市場に向けて気持ちを落ち着かせていた金曜日の夜でした。

円はいったいどこまで売られるのか。インフレはどこまで進むのか。まだ誰にもわかりません。