Story

1. 完璧という名の檻、それから崩落

かつての私は、目に見える「成功」のすべてを手に入れていました。

都心に建てた注文住宅。年収は2500万円を超え、ガレージには常に複数台のドイツ車が並ぶ。三人の子供たちは皆、有名私立のエスカレーター校。
「完璧なママ」であろうと、すべてを一人で抱え込み、私は自分自身の声を無視し続けました。

しかし、その「完璧な城」は、ある日突然、足元から崩れ去ります。
不倫、泥沼の別居、転機となった5年に及ぶ裁判。かつて愛した人が、最も残酷な攻撃者に変わる。皿を洗う私の溜息さえ録音され、証拠として突きつけられる屈辱。

信じていた世界が音を立てて消えたとき、残ったのは、ただの傷ついた一人の女性でした。

2. 心を削り、自分を切り売りした日々

離婚後、私を待っていたのは「自由」ではなく、子供たちを守り抜くための過酷な現実でした。
公的なサポートはあったものの、子供たちの学費と、私が守りたかった彼らの未来を維持するには、あまりにも心許ないものでした。

私は、本来の自分を消さなければ立っていられないような場所へ、足を踏み出しました。

「いじめられている方が、まだ自分を痛めつけている実感があって楽だった」

プライドを捨て、自らを切り売りするようにして、ただ子供たちの未来を繋ぎ止めるためだけに心を削った日々。死にたいけれど、死ねない。その一念だけが、私を繋ぎ止めていました。

ATAYCスイスグリンデルワルトにて

3. 2度の世界一周。動くことでしか、運命は変わらない

そんな私を救ったのは、娘の冷ややかで、けれど愛に満ちた一言でした。
「ママ、言うだけで実行しないよね」

その言葉に背中を押されるように、私は娘と22日間、そして次は次男と40日間の世界一周へと飛び出しました。日々目まぐるしく出会う素晴らしい景色、世界遺産、そして新しい出会いと感動。しかしその裏側は、過酷な移動と毎日のリセットの連続でした。今日行動しなければ、明日の居場所さえない。そんな極限の「積み重ね」の中で痛感したのは、誰かに運命を委ねる虚しさと、自らの足で歩くことの重みでした。

私は、信頼できる先達(メンター)のもとで米国株の基礎を徹底的に学び、「投資」という武器を手にしました。自分の知恵と判断力で、毎日をリセットし、明日を勝ち取る道。それは、誰かに運命を委ねないための、私なりの決意でした。

プロフィール写真 ATAYC

4. 本当の意味で「立つ」のは、これから。

正直に言えば、私はまだ完成された成功者ではありません。
今この瞬間も、不確かな未来に不安を感じ、葛藤しながら一歩ずつ進んでいる、旅の途中の人間です。

私が本当の意味で、誰にも寄りかからず、自分自身の足だけで立てるようになるのは、まさに「これから」です。

だからこそ、私はあなたの隣に立てる。暗闇の中で出口を探しているあなたの痛みが、自分のことのようにわかるのです。

ATAYC(あたゆっく)は、私の再出発の場所。かつての私のように迷いの中にいる人が、再び自分の人生を愛せるように。私は今、この場所から、あなたの歩む道を、共に探すお手伝いをいたします。