【11月相場の振り返り】
油断の代償と12月の慎重姿勢

11月の相場を振り返りながら思うこと

12月の最初はバタバタしていて、振り返りを書く時間が取れなかったけれど、今日までの相場観をまとめておきたいと思います。

11月、私はシドニーにいて、日本にいなかったこともあり「11月1日の相場を甘く見ていた」ことが本当に大きな反省でした。10月まで買いで絶好調だったけれど、ポジションの整理が必要な月初の動きに対して慎重さを欠いてしまった。

このままいくだろうという安易な気持ちで握り続けてしまったこと。
“明日震災が起きても大丈夫なポジションか?”といつも自分に言い聞かせようと心に誓った月でもありました。

2025年10月の日経平均の動き

(出典:日本取引所グループ(JPX)データより作成)

  • 高値:52,411円34銭(10月31日・史上最高値)
  • 安値:44,550円85銭(10月1日)
  • 月間レンジ:7,860円49銭

2025年10月は前月比16.64%高という非常に強い相場で、史上最高値を更新した月でした。

2025年11月の日経平均の動き

(出典:日本取引所グループ(JPX)データより作成)

  • 高値:51,497円20銭(11月4日)
  • 安値:48,537円70銭(11月19日)
  • 月間レンジ:2,959円50銭

2025年11月は、前月の大きな上昇の反動もあり、月間で4.11%安の50,253円91銭で終えました。

2025年12月の相場(現時点までの動き)

(出典:日本取引所グループ(JPX)データより作成)

  • 高値:51,028円42銭(12月4日)
  • 安値:49,303円28銭(12月1日)
  • 月間レンジ:1,725円14銭

12月は始まったばかりですが、月初に安値をつけたあと、徐々に反発しているように見えます。

日経225先物(12月限)の動き

(出典:大阪取引所(OSE)データより作成)

  • 高値:51,057円50銭(12月4日)
  • 安値:49,205円00銭(12月2日)
  • レンジ:1,852円50銭

先物は現物より一足早く反応していて、上下に大きく振れながら方向感を探っている印象です。

植田総裁の会見を聞きながら感じたこと

日銀・植田総裁の会見は、慎重なトーンでありながら、利上げを示唆。そこで相場は乱高下するのは想定内だとしても、最後の“熊”の質問が個人的にはツボで。ベアマーケットの伏線だったんでしょうか?面白い記者さんでした。

たかだか0.25%の利上げでさえ、これだけの調整と慎重姿勢が必要になる。
政府の債券発行額が大きい日本にとって、金利上昇が重しになるのは当然のこと。

住み慣れた街を離れる寂しさ

そして今、約20年住んだ土地を離れる準備をしています。上から見渡せば、どこに何があるかすぐわかるくらい馴染んだ街。

渋谷ほど劇的な変化はないけれど、その“変わらなさ”がよくて、くぅちゃんと13年毎日散歩した場所。季節ごとに景色が変わる目黒川、どれも思い出です。

またいつか、この街に帰ってこれたらいいなと思っています。

明日は510日。朝に今週の相場観を書きます

今日は、これまでの相場観をまとめただけになってしまったけれど、明日の朝は今週の動きについて改めて触れたいと思います。