痛みを知る強さと、相場で揺れた一日

痛みを知るからこそ強くなれるということ

理論だけではなく、相場と闘い、痛みを知ったうえで舵を取れる人たちがいます。
そういう人こそ本当に強い人だと思います。
だからこそ、私自身も痛みを知れる人間でありたい。
投資は下手くそだけど、人の痛みだけは不思議と伝わってきます。
そして、だからこそ、相場でもっと闘いたいと思うのです。

声が出なくなった朝と、相場の違和感

暖房をつけっぱなしで薄着で寝たせいか、ストレスだったのか、
朝起きたら声がほとんど出なくなっていました。
乾燥する季節は加湿が大事ですね。
それはさておき、ここ数日、相場を見ていて胸の奥がざわつくような違和感が残っています。

隣国との緊張感がじわじわと相場に影響し始めて三日目。
明日のNVDAの決算待ちですが、良い決算でも売られる“織り込み済み”が続くのか…。
既に下げている分、明日は上がるのかもしれません。
でも、ファンダメンタルズってなんなんだろう、と正直思ってしまいます。

教科書通りにいかないマーケット

一生懸命勉強しても、相場は教科書通りには動いてくれません。
裏の裏まで読まなきゃいけないし、そもそも表に出てくる情報の多くが、
私のような初心者向けの“誘導記事”なのかもしれません。
そして「相手がこう思うなら私はこっち」という、
もはや心理戦のような駆け引きが必要になることもあります。

私みたいな素人が少しかじったくらいで太刀打ちできる世界じゃないんですよね。
だって、すごい学者さんでさえ、数字ばかり追っていて、
実際の“世の中”の空気を読み切れないときもある。
そのズレが、金融政策がいつも少し遅れて感じる理由なのかもしれません。

世界の中央銀行と“本物の経験”

アメリカもヨーロッパも、中央銀行や金融要職トップは
ヘッジファンドやGS出身など、実践経験のある人たちばかり。
そして、理論だけではなく、相場と闘い、痛みを知ったうえで舵を取っています。

じわりと進むインフレの中で、日本は大丈夫なのかな…と、ニュースの断片よりも、
私が信じている人たちの共通する“風向き”のほうに自然と耳を傾けてしまいます。

アルゴの波に飲まれないために

「これじゃ勝てないな」と思いました。
アルゴリズムに飲み込まれている感覚。
テレビはノイズにしかならないから見ないけど、
SNSも同じ意見ばかり見ていると視野が狭くなる気がします。
だからこそ、敢えて逆方向の意見にも触れた方がいいのかもしれません。

過去の自分との対話

FXのときも、どうしてプラスのうちに決済しなかったんだろう。
どうして“1円も損したくない病”なのだろう。
そんな反省が頭の中をぐるぐる巡ります。

そうだ、私は先物に向いていなかったのかもしれない。
みんな当たり前に触っていると思い込んでいたけれど、
株クラの人に聞くと案外触っていない人も多い。
とはいえ、無理して背伸びをする必要はなかったんだな…と、
ようやく落ち着いて思えるようになりました。

今日という日は二度と来ない

もっと小さな損失で切れたはず。
でも、明日何が起きてもおかしくない世界だからこそ、
「今日と同じ日は二度と来ない」と強く感じます。

頭の中をリセットするために、夜景を見に行こうと思います。
少し距離を置いて眺めたほうが、
相場も人生もすこしクリアに見える気がするから。