世界的に進むインフレとこれからの生き方|投資が“選択”ではなく“必須”になる理由

想定外に進むインフレについて感じたこと

最近、生活のあらゆる場面で「想定外のインフレ」を実感することが増えてきました。ニュースではお米の値上げがよく取り上げられていますが、実際にはお米だけではなく、日用品、食品、サービスに至るまで、ほぼ全てがじわじわと値上がりしています。

特に気持ちが沈むのは、値段は同じままなのに内容量だけが減っているケースです。袋を開けた瞬間、「あれ、前より少なくない?」と感じるあの違和感。気付かれないと思っているのか、それとも企業側も苦しいのか。どちらにせよ、どこか“せこいな…”と感じてしまう瞬間があります。

しかし、これは日本だけの話ではありません。アメリカもヨーロッパも、すでに同じ状況が進んでいます。米国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で高止まりが続き、ヨーロッパでも食品価格が10%以上上昇した国が複数あります。為替の影響で日本からは見えにくいだけで、世界全体が値段の上昇に巻き込まれています。

世界で起きている金融不安とその背景

さらに、先日報じられたように、NY連銀(ニューヨーク連邦準備銀行)のウィリアムズ総裁は、短期金融市場の圧力を抑えるために急きょウォール街の大手金融機関と会合を開きました。これは、中央銀行が市場安定のために資金供給(QE的措置)を行う可能性を示唆するニュースでもあり、ひとことで言えば「またお金の価値が下がる方向に動きつつある」ということです。

本来なら、庶民を助ける政策は“給付金のばらまき”ではありません。ばらまきは一時的な安心を作る一方で、長期的にはインフレをさらに加速させてしまいます。短期的な人気取りとしては機能しますが、物価は確実に押し上げられ、結果的に生活はさらに苦しくなります。

では、この世界はこれからどうなっていくのでしょうか。情報は常に操られ、先手を打つ人だけが生き残る。そんな緊張感すら覚える時代です。でも不思議と私は、恐怖があるからこそ投資を続けてきて良かったと感じています。

投資が必要になる時代の到来

これから先は、「投資をする/しない」という選択ではなく、「投資をしなければ生活レベルを維持できない」時代に移っていくと思います。投資をしていない人と、継続してきた人とで、見える世界が大きく変わってしまう。その現実がすぐそこまで来ています。

そんなことを考えながら、今日は仲通りを歩いてイルミネーションを楽しみました。日本は日が暮れるのが早いぶん、イルミネーションをゆっくり味わえる時間が多くて好きです。あちこちにベンチがあって、少し座って余韻に浸れるのもいいところ。

心が躍るのは、やっぱりディズニーのクリスマスツリー。そして、イルミネーションはミッドタウンが一番好き。皆さんはどこのイルミネーションが好きですか? 皆が楽しんでいる空間に、自分も一緒にいられることがなんとなく幸せで、今日もその時間を大切に噛み締めていました。

終電間近の平日の夜、人が少し落ち着いた頃に見るイルミネーションが特に好きです。冷たい風の中で、過去のことやこれからのことを静かに考えられる。何も考えない“無”になれる時間が、私には必要なのかもしれません。

市場と向き合い続ける決意

明日からはまた違うトレーディングで挑戦していく予定です。勝ち負けを繰り返しても、腐らず、向き合い続ける人が最後には勝つ。この世界が好きだから、私はずっと続けていたいと思っています。

投資を通じて、相続で資産を持っている人、起業で築いた人、デイトレでコツコツ増やしてきた人、副業で資産を作った人、いろんな背景を持つ投資家さんたちと出会いました。それぞれの軸がぶれずに存在していて、話していてとても刺激的で、何より楽しい。

迎え来るインフレの中で、どうやって自分の生活と資産を守るか。それは大袈裟ではなく、もう避けられないテーマです。そして、円安は止められません。円高は政策によってなんとかなるとしても、円安は構造的に止められない。

好きなことをしながら生きていけるのは幸せです。だからこそ、失敗しても学び続けて、明日もまた市場と向き合いたいと思えた一日でした。