立ちすくむ夜に思うこと

最近、いくつかの予定が重なっては、静かにほどけていきました。
その瞬間、頭の中がふっと真っ白になって、
ただ立ちすくむような感覚だけが残りました。
「そっか、そういう流れだったんだな」と自分に言い聞かせながら、
気づけば、静かに涙がこぼれていました。

壊したくない関係や、守りたい空気があると、
人はつい、本音を飲み込むことで、その場をやり過ごしてしまいます。

なんとなく気づいていながら、
直前まで触れずにやり過ごしてきたこと。
けれど、黙って飲み込んだその瞬間に、
いちばん深く傷ついていたのは、自分自身だったのだと、後から気づきました。

本当に苦手なことがあって、
以前にも何度か、きちんと伝えたつもりでいました。
それでも、同じような感覚が繰り返される。
向き合うべき瞬間に、
目の前の人と、見ている景色が少しずれていることに気づいたとき、
心のどこかで、すっと距離が生まれた気がしました。

ああ、私はまた自分の気持ちを後回しにしていたんだな、
そんなふうに気づくための時間だったのかもしれません。
向き合うって、こんなにも繊細で、難しいことなんだと、改めて思いました。

今日は冷たい風の中を歩きながら、ふと立ち止まりました。
その風が、張りつめていた心を少しだけ緩めてくれるようで。
この時期特有の澄んだ空気が、
絡まりかけていた感情を、そっとほどいてくれる気がしました。

あの立ちすくむような感覚も、
きっと今の私を形づくる、大切な一部なのだと思います。

思うように進まない日があっても、
完璧にこなせない自分に落ち込むことがあっても、
それでも、誰かに流されず、
自分の時間と心を取り戻していける人でありたい。

正しさより、自分らしさで選びたい。
まだ輪郭は曖昧でも、
この迷いごと抱えたまま、
前に進んでいこうと思います。

クリスマスツリー

ペニンシュラX’masツリー2025

クリスマスツリー2025

ミッドタウン日比谷X’masツリー2025