ばぁちゃんありがとう。24歳で嫁いだ私を、実の娘のように愛してくれた義母へ

先日、5年も裁判して争った夫の母、つまり義母のお葬式があった。
お会いして2日後に、息を引き取られた。

お会いした時、あれこれ昔話をした。
スマホをいじって、「これほら、あの時の写真」と、たくさん話をした。
すれ違った関係にはなってしまったけれど、「会いたかった」と言って抱き合った。
私は強く、背中を抱きしめた。

だから、まだ1年くらいは生きそうだと思っていた。
きっと、無理していたんだろう。


お葬式当日、就活があった娘と、
そしてさすがにお葬式には出られない私は、
一緒に落合斎場へ最後のご挨拶に行った。

きっと娘は動揺するだろうと思って、
死後硬直で変わり果てた姿の祖母との対面で取り乱さないように、
どういう変化があるかを事前に話しながら、その時を迎えた。

狭い霊安室には、
ご挨拶に見えた方々がひしめき合うように集まっていて、
パーテーションで仕切られた亡骸に、静かな挨拶をしていた。

娘は意外にも堂々としていて、あちこち触りまくっていた。
「ママ、触らないの?」と促されて、
「本当にかちこちだね」なんていう、変な感じになった。

そして、たくさん話をした。
お礼もした。
良いお別れができたと思う。


かちこちの義母に、私はたくさん話しかけた。

24歳で結婚し出産し、
右も左も分からなかった私を、
義姉が焼きもちを焼くほど可愛がってくれた。

いつも、どこへ行く時も一緒だった記憶がある。
正直、息子より、ばあちゃんと一緒にいた時間の方が長かったかもしれない。

意気投合して、旅行にも行ったくらい、仲がいい時もあった。

あの時は気づかなかったけれど、
次男から「二人で写ってる写真、ずっと飾ってあったよ」と聞いた。


お葬式が終わって、
お友達が来るらしく、次男がロフトの整理をしはじめた。

「僕の部屋にあったから」と、アルバムを持ってきた。
そこから、ばあちゃんと私の写真が出てきて、びっくり。


89歳。
ご冥福をお祈りします。

お葬式には行かなかったけど、
たぶん、お墓参りには行くね。

もう赤の他人になっちゃったけど、
優しい目で、私たちを見守っていてね。

本当にありがとう。