先日、5年も裁判して争った夫の母、つまり義母のお葬式があった。
お会いして2日後に、息を引き取られた。
お会いした時、あれこれ昔話をした。
スマホをいじって、「これほら、あの時の写真」と、たくさん話をした。
すれ違った関係にはなってしまったけれど、「会いたかった」と言って抱き合った。
私は強く、背中を抱きしめた。
だから、まだ1年くらいは生きそうだと思っていた。
きっと、無理していたんだろう。
お葬式当日、就活があった娘と、
そしてさすがにお葬式には出られない私は、
一緒に落合斎場へ最後のご挨拶に行った。
きっと娘は動揺するだろうと思って、
死後硬直で変わり果てた姿の祖母との対面で取り乱さないように、
どういう変化があるかを事前に話しながら、その時を迎えた。
狭い霊安室には、
ご挨拶に見えた方々がひしめき合うように集まっていて、
パーテーションで仕切られた亡骸に、静かな挨拶をしていた。
娘は意外にも堂々としていて、あちこち触りまくっていた。
「ママ、触らないの?」と促されて、
「本当にかちこちだね」なんていう、変な感じになった。
そして、たくさん話をした。
お礼もした。
良いお別れができたと思う。
かちこちの義母に、私はたくさん話しかけた。
24歳で結婚し出産し、
右も左も分からなかった私を、
義姉が焼きもちを焼くほど可愛がってくれた。
いつも、どこへ行く時も一緒だった記憶がある。
正直、息子より、ばあちゃんと一緒にいた時間の方が長かったかもしれない。
意気投合して、旅行にも行ったくらい、仲がいい時もあった。
あの時は気づかなかったけれど、
次男から「二人で写ってる写真、ずっと飾ってあったよ」と聞いた。
お葬式が終わって、
お友達が来るらしく、次男がロフトの整理をしはじめた。
「僕の部屋にあったから」と、アルバムを持ってきた。
そこから、ばあちゃんと私の写真が出てきて、びっくり。
89歳。
ご冥福をお祈りします。
お葬式には行かなかったけど、
たぶん、お墓参りには行くね。
もう赤の他人になっちゃったけど、
優しい目で、私たちを見守っていてね。
本当にありがとう。