今日の相場は本当にきつい下げでしたね。海外市場の動きなのか、意図的な調整なのか…。昨日はアメリカ株も下がり、天気も悪く、なんだか気分まで曇ってしまうような一日でした。やっぱり少しのプラスでも利確しておけばよかったと反省しつつ、12月限月のポジションに胃薬が手放せません。
今回相場のお話から少し離れて、今日は「ANAダイヤモンド会員を達成した話」と、その裏にある旅の価値やお金の使い方について書いてみようと思います。
かなり長くなりますので、世界一周やANAのダイヤモンド会員、SFCなどステータスにご興味のある方におすすめの記事です。
世界二周で得た経験と、旅にお金を使う理由
私は投資や不動産に興味があり、同じように旅にも価値を感じています。散財だという人もいるかもしれませんが、旅は私の中で“人生を立て直すきっかけ”にもなり、必要なときに必要なだけ心を整える時間でもありました。
娘と息子とめぐった二度の世界一周
今年2月、娘とスターアライアンス世界一周航空券でビジネスクラス旅へ。
NY → トロント → カンクン → トルコ → ザグレブ → ミュンヘン → カイロ → マドリード → リスボル → アムステルダム → フランクフルト → シンガポール → タイ
8月には息子と二度目の世界一周。
トロント → パナマ経由ブエノスアイレス → トルコ → カッパドキア → ブダペスト → チューリッヒ → ローマ → フランクフルト → レイキャビク → ウィーン
世界を二周する中でスターアライアンスのSFC・プラチナステータスを取得しました。旅そのものが癒しであり、学びであり、子どもたちと過ごす時間は何よりの宝物でした。
ラウンジの変化と、旅人から聞いたリアルな声
SFCは一度取得すると半永久的に維持できると言われていますが、特例があった時期には利用者が増え、ラウンジが以前より混むようになったと旅慣れた方から聞くことがありました。私はその頃を知らないものの、「昔はもっと静かで落ち着いていたよ」と話してくれた方もいて、そういう生の声はとても参考になります。
また、別の旅の経験が豊富な方からは「混んでいるときはユナイテッドラウンジの方が快適なこともあるよ」とアドバイスをいただきました。同じスターアライアンス内で選択肢があるのは、旅の楽しみ方が広がってありがたいことだと感じます。
ダイヤモンドを目指すつもりはなかったのに…
最初からダイヤモンドを狙って旅をしたわけではありません。世界二周を終えたあと、「あと少しで届いた距離だった」と気づき、そこから自然と意識が変わりました。
最大の壁は「ANA便限定のプレミアムポイント」
ANAダイヤモンドには年間5万PPが必要。世界二周で10万PP以上は貯まっていたものの、ANA便でしか加算されない“ANA独自PP”が2万7千ほどで不足していました。
調べた結果、「羽田〜宮古島のプレミアムクラスを数往復すれば達成できる」とわかったのですが、修行だけを目的に高額フライトをする魅力は私にはありませんでした。
韓国発券という選択肢と、シドニー行き
そこでさらに調べた結果、PP効率の良い「シドニー行き」が候補に。さらにYouTubeで知った“韓国発券”を取り入れ、日本発の約半額〜3分の2ほどの価格でビジネスクラスチケットを取ることができました。
シドニー往復で不足分のPPを補い、ついにANAダイヤモンドステータスを達成。達成できた瞬間は本当に嬉しくて、胸が熱くなりました。
年末はメルボルンへ。今回はエコノミーでも十分嬉しい
所属コミュニティHVPCのメルボルン福利厚生施設に当選したため、年末に旅立ちます。今回はエコノミーですが、それでも行けるだけで嬉しいし、旅ができること自体がありがたいと感じています。
旅がくれたものは「心の再生」だった
心が限界まで疲れていた時期、娘が世界一周に連れ出してくれました。あの旅がなければ今の私はいなかったかもしれません。普段とは違う環境に身を置き、五感で世界を感じる時間が、気持ちをゆっくり整えてくれました。
子どもたちと共有した景色や経験は、どんなお金にも代えがたい宝物です。若い頃の海外の記憶が強く残っているように、彼らの中にも何かが残れば嬉しいです。
旅は人生の視点を変えてくれる
あのテスタさんでさえ敢えての寝坊、敢えて触らない日があってもいいと思えた日でした。相場も人生も、視点を変えれば何度でもやり直せる。
もし旅に迷っている方がいるなら、時間さえあればどんな旅でもおすすめです。それは人生の中での、大切な“思い出の共有”だから。
明日からまた新しい視点で、一歩ずつ積み重ねていきたいと思います。