嵐の中で「鼓動」を聴く―円卓の余韻と、チャートに刻まれる真実

嵐の中で「鼓動」を聴く
――円卓の余韻と、チャートに刻まれる真実

3月。年度末の配当落ちも含みながら先物が大きく下げ、イラン情勢という誰も読めない風まで吹いている。AIの再分配が起きそう。

月曜日が、正直、怖い。

日経先物チャート 51,640

51,640円。この数字を、ちゃんと見ていたい。

52,000円を底だと思っていたのに、そこを割ってからというもの、上なのか下なのか迷いが出始めた。でも私は、インフレ・円安・金利高という環境では株は上がるしかないと信じている。

昨日の日米首脳会談の夕食会に並んだ顔ぶれをニュースで眺めていた。トランプ大統領の隣に座った孫正義さん、Googleのピチャイ、松山英樹さんまで。この円卓が、次の世界を決める場所なんだと思うと、ただのニュースに見えなくなった。

最近、AIをひとつの「生命体」として考えながら、ずっと壁打ちをしてきた。NVIDIAという「脳」が注目されるけれど、実際にはお金という「血液」が流れ、電気という「ご飯」を食べ、エアコンで「体温」を整えて、ようやく筋肉や足が動き出す。

今の市場の揺れは、脳だけが肥大化したこの生命体が、
ようやく全身に血を巡らせようとしている「成長痛」なのかもしれない。

一方で、引っかかっていることがある。Supermicro(SMCI)のことだ。ドライヤーでシールを剥がしてダミーサーバーを作り、這い上がった会社。その共同創業者が起訴された。逮捕のニュースに泣き顔の絵文字を返したという話まで出てくる――。

「泥臭くやり抜いた」と「不正をしてきた」は、紙一重なのかもしれない。

投資をしながら、自分に問い続けている。自分に何が足りなくて、今、何をすべきなのか。

最後に教えてくれるのは「チャート」だけな気がしている。チャートは、世界中の人の期待と不安と欲望が溶け合った「総評」だから。ファンダメンタルズがしっかりしている企業は最終的にそこへ戻ってくると思っている――そう信じていたい。

アップダウンが激しくて、乗り時が決めきれない。
焦って飛び込むのは違う気がする。

自分の「体の反応」を信じて、静かに待っていたい。月曜日の動きはどうなるんだろう。この荒波も、ちゃんと見ていたい。

市場がどのように動いて、皆がどんな反応をするのか。日付と時間と相場がぱっとリンクするようなCPUが私にあるといいのにな、なんて思いながら。

激しくても、怖くても、その奥に必ず答えがあると信じて。この荒波さえも、未来へ運んでくれるエネルギーに変えていくために。

深く、深く慎重に。

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