お花と、記憶と、わたし|資格を持っても「ビジネス」にしなかった私の選択

お花と、記憶と、わたし

思えば高校も大学も華道部だった。

お花を見ていると癒される。
香りを嗅ぐと、ふっと肩の力が抜ける。
気分がぐっと上がる。

だから私は、お花が好きだ。

花束の記憶

高校で初めて付き合った彼は、とてもロマンチストだった(笑)

記念日になると花束をくれた。
大学で付き合った彼も、花束を贈ってくれた。

あのときの嬉しさ。
抱えきれないほどの花束の重み。
自宅でもずっと香るような思い出

きっと私は、あの記憶も含めて
ずっとお花が好きなのだと思う。

プリザーブドフラワーという10年

子育てをしながらも、
どこかで「お花と関わっていたい」と思っていた。

縁があって、プリザーブドフラワーの世界へ。
気づけば10年近く通っていた。

講師資格(ディプロマ)も取得した。

ディプロマ

今でも家にはいくつか飾ってある。

管理がよければ、本当に長くもつ。
色褪せはするけれど、形はしっかり残る。

作品3
作品4
作品5
作品1
作品2
思い出の作品プリザーブドフラワー

※横にスクロールできます

そして何より――
あの時の気持ちまで一緒に残してくれる。

生花にはかなわない、という本音

ニコライ・バーグマンの作品も時々見る。

やっぱり、生花は圧倒的に素敵だと思う。
エネルギーが違う。

風水でも「生気」がある方が良いと言われるけれど、
それは感覚的にもわかる気がする。

でも、生花は本当に繊細。
温度管理が難しい。

私は寒がりだから、
あの冷たい空間でのレッスンがどうしても続かなかった。

お花に囲まれている幸せと、
身体の寒さとの戦い(笑)

そこが、私の限界だった。

母の日の催事

一度だけ、池袋の百貨店で母の日の催事に出したことがある。

自分の作った作品が売れる。
それは想像以上に嬉しかった。

かなりの数を出したけれど、
ほぼ完売。

ただひとつだけ残ったのが
猫ちゃんのフォトフレーム。

猫ちゃんのフォトフレーム
百貨店で売れた作品

一番お値段張るのが売れた。さすが百貨店!

一つだけ手元に残ったフォトフレーム。

でも今思うと、
あれは私の元に残るべき作品だったのかもしれない。

ビジネスにできなかった理由

お花が好き。
資格もある。
家でレッスンもできる。

なのに、しなかった。

当時、家には犬がいたこともあるけれど、
それ以上に――

「人からお金をいただくこと」に
どこか消極的だった。

ビジネスにする勇気がなかった。

だからその資格は
お世話になった人へプレゼントするための
少しカオスな資格になった(笑)

それでも、やっぱりお花が好き

娘は時々、お花をプレゼントしてくれる。

それだけで胸がいっぱいになる。

プレゼントのブーケ
母と娘フラワーアレンジメント

娘と一緒に行った思い出のレッスン

玄関の作品

お花は差し替えたけど今も玄関に飾ってある

いつか息子たちからも
もらえる日が来るのだろうか。

……まさか祭壇、なんてことはないと思うけど(笑)

でももしその日が来るなら、
私はきっと幸せだ。

お花は、
その時の気持ちを残してくれるから。