笑顔の連鎖
今日は久しぶりにネイルサロンへ行きました。離婚調停中からお世話になっているネイリストさんで、私の浮き沈みをずっと見てきてくれた人。今日も変わらず笑顔で迎えてくれて、開口一番「民泊どうなったの?」と声をかけてくれました。ああ、そんな話をしていたな…と思い出しながら、自然と会話が弾みました。
どんなに親しくなっても、プライベートは自分の中で線を引くタイプです。無意識のうちに、心の境界を守ってしまうのかもしれません。それでも不思議と、「この人は信頼できる」と感じた人には、驚くほどオープンになってしまいます。あとから「あれ、大丈夫だったかな?」と心配になるくらいに。
前回ネイルをしているとき、不動産屋さんから再建築不可物件について電話が入りました。話し方と名前から外国人だとわかり、彼女が「そこはやめたほうがいい」と真剣に助言してくれたのを覚えています。彼女のご主人も偶然不動産業をされていて、その場でいろいろな話を聞かせてもらいました。
信頼できる人とのつながり
私が心を開けたのは、彼女が先に私に心を開いてくれたから。彼女は私の話を聞いたうえで、「あなたはどんなことをしても成功するから、早く動きなさい」と優しく、でも力強く背中を押してくれました。前向きな気持ちをくれる人との会話は、本当に心地いい。
不動産の世界はとてもシビアで、金額も大きく流動性も低い。間違えば大きな損失になり、やり直すのも簡単ではありません。場合によっては、その失敗物件と一生付き合う覚悟が必要になるほど。そんな世界だからこそ、慎重になる一方で、「動けなくなる自分」との戦いもあります。
父の背中と、不動産への想い
私の父は銀行員から不動産業に転身しました。大学生の頃、父が不動産を始めたことをきっかけに、私も自然と土地や価格の動きを見るのが好きになりました。
銀行員時代の父から教わったのは、「本当のお金持ちは質素で、使うべきところをわきまえている」という考え方。私が若い頃、貯金に励んでいると、「お金は使ってこそ意味がある。ため込むだけでは価値がない」と言っていました。もちろん貯金は大切だという前提のうえで、使い方こそが人生の豊かさにつながるのだと。
社会人になってからは、父の不動産の仕事に深く関わることはありませんでしたが、「不動産は資産になる」という意識は自然と身についていました。結婚後に購入したマンションは、10年後に買値以上で売却。もう15年も前のことですが、「良い立地で買えば価値はむしろ上がる」ということを身をもって学びました。
信頼できる人との出会いと民泊との縁
そんな経験を経て、離婚後は自分の老後を見据えて、いつか自分でも「賃貸併用住宅を建てたい」という夢を持つようになりました。けれど私はサラリーマンではないため、ローンが組めない現実がありました。
そんなときに出会ったのが、私の考え方を大きく変えてくれた人でした。その人の言葉や発信から、初めて「民泊」という世界を知り、「こういう生き方もあるんだ」と感じました。直感的に「この人から学びたい」と思い、そこから挑戦の扉が開いた気がします。
動けない理由と、ぶれない心
夢はもう決まっていました。いつか必ず「賃貸併用住宅を建てる」。
ただ、今のインバウンドブームに乗るなら、賃貸併用よりも民泊のほうが一歩先を行く形──いわば“上位互換”のようなものかもしれません。
そのために信頼できる人を見つけたのに、「ぶれてる」と突き放されてしまった。動き出そうと決めていたのに、資金力が足りず、思うように進めない現実がありました。やりたいことは明確にあるのに、現実がそれを許してくれない。時間はないのに、焦るばかり。
投資で増やそうと、今までやったこともない信用取引にまで手を出してしまったり…。でも、いいんです。失敗しても、出会えた人は私にとって大切な人。神様がその出会いを導いてくれたのだと思っています。だからこそ、大切にしたい。
当初は「賃貸併用住宅を建てたい」と思っていたけれど、今は「自分も住みながら民泊ができたらいいな」と思っています。どれが正解かは分からないし、どこまで実現できるかも分からない。でも、正しい答えを人に委ねず、しっかり自分で納得して導き出したい。
自分を偽っていた時期を越えて
昔の私は、「自分を勘違いしていた時期」があったように思います。たいした人生でもないのに、どこか自分を着飾っていた。でもそれは、ある意味で防衛反応でした。
本当の自分を見せることが怖かった。弱さを見せたら崩れてしまいそうで。でも、自分の人生を本当に歩んでいくためには、そんなしがらみはもう不要だと気づきました。私は特別な存在ではない。子どもにも迷惑をかけることはない。そう思えたとき、やっと心が軽くなりました。
それ以来、私は「自分の目を信じて、この人は信じられる」と感じた人には、とことん自分をさらけ出すようになりました。心を開くことで生まれるつながりが、今の私を支え、前へと進ませてくれています。
それでも信じたい、ご縁の力
もう残された時間はそれほど多くない。走らなければいけないのに、なぜか足が重くて動けない。考えすぎて、冗談ではなく「ハゲそう」と思うほど。
でも、信頼できる人と出会い、心を通わせることで、自分を取り戻していく。そんな「笑顔の連鎖」が、私をまた前へと押し出してくれる。焦らず、でも止まらず、一歩ずつ。自分のペースで前に進んでいこうと思います。
まとめ
| テーマ | 信頼関係と本当の自分を取り戻す力 |
|---|---|
| 学び | 焦らず、自分の選択を信じて行動する勇気 |
| キーワード | 信頼, ご縁, 民泊, 賃貸併用住宅, 投資, 再スタート |