政策金融公庫での初回融資相談レポート|リアルな体験と戸惑い
先日、政策金融公庫での融資について初めて相談に行ってきました。
ネットで事前に30分の面談枠を予約し、念入りに準備した事業計画書も持参しました。税理士事務所などにもアドバイスをもらい、自信作のつもりでした。
しかし、実際には事業計画書にはさらっと目を通されただけで、初回面談ではそこまで重視されるものではなかったことに少し驚きました。
書類の多さと、整わなければ申し込めない現実
もっとも衝撃だったのは、必要書類の多さです。
特に「リフォームを予定している場合はその見積書が必要」との説明に、正直戸惑いを隠せませんでした。
だって、まだ物件も決まっていない段階なんです。どこを借りるかも、どこを買うかもわからないのに、どうやって見積書を出すのでしょうか?
さらに、「都道府県知事の推薦書」(都庁で取得)まで必要とのこと。
融資にたどり着くまでの道のりは、想像以上に長くて険しいものでした。
オンライン申請も可能。ただし「書類がすべて揃ってから」
必要書類さえすべて揃えば、オンラインから借入申請が可能とのこと。
ただし、当然ながら、すべてが事前に揃っている状態でなければなりません。
個人と法人では必要書類に多少の違いはありますが、全体としては大きく変わりません。
政策金融公庫の融資申請に必要な主な書類
書類名 | 補足 |
---|---|
借入申込書 | 公庫所定の用紙 |
創業計画書 | 初回相談ではさらっと確認される程度 |
法人登記簿謄本または履歴事項全部証明書 | 直近3か月以内のもの |
見積書(設備資金の場合) | 物件未定でも必要と言われ、ハードルに |
推薦書 | 都道府県知事の推薦が必要(都庁で取得) |
女性向け優遇制度もありました
女性起業家向けの特別な融資制度も存在するようで、相談員の方はとても親身に話を聞いてくださいました。
とはいえ、融資に至るまでの手続きや準備のハードルは決して低くありません。
まずは「1件落ちてみる」覚悟から?
YouTubeなどでも「公庫融資の難しさ」は語られていますが、
実際に体験してみるとその大変さを身にしみて感じます。
旅館業という目標を目指して、自分の住む地域、そして事業の予定地域でも相談してみる。
当たって砕けろの精神で、まずは1件審査を受けてみる。
そこからすべてが始まるのかもしれません。
大きな一歩を踏み出す勇気。
それがあれば、どんな高いハードルも乗り越えられる気がしています。