想いを込めて準備していた物件を、見送ることにしました。
プランを練って、資金計画も立てて、心の中では少しずつ未来を描いていた――そんな場所でした。
でも実際には、どうしても理想のプランがうまく入らず、
このまま進めるのはリスクが大きいと判断して、手放す決断をしました。
頭では「これは正しい判断だった」と分かっているし、
将来後悔しないための前向きな選択だったと思います。
…だけど、めまいがするほど残念で、
ぽっかりと心に穴が空いたような虚無感に包まれました。
なぜこんなに切ないのか
中途半端な気持ちで見ていた場所だったら、
「まぁ縁がなかったか」と割り切れたかもしれません。
でも私は――
- 資金計画を立てて
- 理想のプランを何度もシミュレーションして
- その先にある暮らしや事業まで思い描いていた
本気だったんです。
「これを手に入れたい」と心から思っていたものに、
自分の意志で「NO」と言わなければならなかった。
それはまるで、自分で自分の夢にブレーキをかけるような行為で。
そりゃあ、心にくるよね。
でも今は、その決断ができた自分を、静かに労わりたい。
ちゃんと立ち止まることができたのは、
夢に向かう力があるからこそだと思うから。
夢が一度途切れても、未来が消えるわけじゃない。
私はまた描ける。もっと私らしい形で。
感情の変化とその中にある強さ
段階 | 感情 | 気づき・変化 |
---|---|---|
①期待 | ワクワク・希望 | 「ここから始まるかも」という高揚感 |
②落胆 | 悔しさ・虚無感 | 理想に届かなかった現実とのギャップ |
③葛藤 | 迷い・不安 | 「この選択は逃げ?それとも守り?」という内省 |
④決断 | 静かな覚悟 | 「進まない選択」も前向きな一歩だと気づく |
⑤再起動 | 前向き・希望 | もっと私らしい場所を、また探せばいい |
これは「失敗」なんかじゃない。
自分の未来に誠実であろうとした、静かな勇気の記録。
同じように何かに挑戦している誰かの心に、そっと寄り添えたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
また描けるから、きっと大丈夫。
同じように挑戦しているあなたに、そっと届きますように。